Vストローム250で『スズキ歴史館』に行ってきた
自動車やバイクメーカーは、自社の歴史を紹介する施設を持っています。この付近では『トヨタ博物館』が規模も大きく有名ですが、浜松周辺では『スズキ歴史館』や『ヤマハコミュニケーションプラザ』があり、かわったところでは『本田宗一郎ものづくり伝承館』なんていうのもあります。
今回はVストロームの生誕地(?)の『スズキ歴史館』に行ってきました。(2020年3月1日から3月16日まで臨時休館、17日以降は現在未定・・・予約していた人は残念ですね)
3/22追記)4月6日まで臨時休館が延長になりましたね。もう少しの我慢ですね。
<駐車場&入り口>
『スズキ歴史館』は、スズキの本社前(JR東海道線との間)にあり、東西に細長い建物です。白い3階建てで洒落っ気は全くありませんね・・・
バイクの駐輪場は歴史館1階にあり、屋根付きなので安心です。四輪車より優先されています!
駐輪場からは歩道を通って入り口に向かいます。
<黎明期>
中に入ると受付けの方がいて「3階からご覧ください」と言われます。「はーい」ということで、階段で3階に向かいます。壁に年別の歴史写真が貼られています。
3階に到着すると、スズキの会社設立の基となった織機(布を織る機械ですよ)が展示してあります。構造を見ると機械好きにはたまらないかも!
先に進むと、自転車にエンジンがついた「パワーフリー号」やバイクの型になった「コレダ号」なんかがあります。きれいにレストアされていますね!
つぎは四輪車の黎明期です。スズキ最初の四輪車「スズライト」が、開発段階からのドラマ仕立てで見られます(YANASEの創業者の梁瀬さんが関係しているとはビックリです)。今の目でみると、トラックも含めてレトロかっこいいと思いませんか?
ちょっと時代が進みますが、きれいな「フロンテクーペ」が飾ってありました。外観、内装両方ともにカッコイイです!!スズキ独自デザインらしいですが、当時関係していたジウジアーロの影響が感じられます。
<歴史になったバイク>
このあたりから1970から1980年代に入っていきます。レアなロータリーエンジンを搭載した「RE-5」やターボエンジンを搭載した「XN-85」など、珍しいバイクがありますね。ロータリーエンジンバイクなんてなかなか見れませんよー!
さらに続くのは、歴史的名バイクの「GSX-1100S KATANA」と「RG-Γ(ガンマ)」です(ガンマの後ろにGSX-R750も)。ちなみに、このカタナは最終バージョンですね。(ブレーキやリヤサス、タンデムステップ用フレームが初期型と違います。スズキエンブレムの色も違いますね)
Vストロームの先祖であるDR系の展示が少ないのが気になります・・・大きなDR-BIGは壁際にキュっと押し込まれていて窮屈そう(写真も撮りにくい)。DR600は通路の裏側からだと全体が見えます。
<無料のお土産>
2階はデザインや設計開発、生産工場などが体験できるようになっています。その中で、樹脂成型品の生産工程体験では、ボタンを押すとガチャガチャのおまけのような物が出てきます(X-BEEでした)。これは持ち帰りできます!一人一個でお願いします!
<1階の展示車とお土産>
1階にはスズキの新型四輪車(新型ハスラーやジムニー)の他に、最新MOTO GPマシンと優勝トロフィーと新型カタナが展示してあります。MOTO GPマシンは迫力ありますね!歴代のレース用バイクも展示してありますが、押し込まれ過ぎでは?
2階の広いスペースにレース用バイクを展示して欲しいなぁ。パリダカに出たDR-BIG系やRMのワークスバイクとかも・・・。
GSX-1100Sカタナ(こちらは中期型?ホイールが初期型と違います)に乗って記念写真を撮影するスポットでは、順番待ちしてました。なかなか良いアイデアですね。お土産定番は湯飲みです!人気があるそうですよ。
ゆっくり見ても1時間から1時間半ぐらいでしょうか。浜松近辺に来られた時には寄ってみてはいかがでしょうか?ただし、予約制なので事前予約をお忘れなく!
<周辺のB級グルメ?>
スズキ歴史館に来たら行くべきレストランを紹介しておきます。
まずは、歴史館を出て、JR東海道線の南に歩いて約2分、浜松信用金庫の横にある「喜慕里(きぼり)」です。昼の営業は11:00からですが、開店前から並んでいます。いろいろな種類の浜松餃子で有名ですが、ラーメンも美味しいですよ。
つぎは、歴史館からバイクで約5分、長澤まさみ(浜松のとなりの磐田市出身)さんが有名にした?炭焼きレストラン「さわやか」です。炭焼きハンバーグが絶品です、ソースはオニオンソースをおすすめします。ここも開店は11:00ですが、行列必至です。時間には余裕を持ってくださいね!