ポルシェミュージアム (Porsche Museum)に行ってきた(2019年夏)②
前回(ポルシェミュージアム (Porsche Museum)に行ってきた(2019年夏)① - いつかは911(718ケイマンお気に入りブログ))はポルシェミュージアムへ入るところで終わってしまったので、今回は展示されている車両の写真をたっぷりと!
<356シリーズ>
"PORSCHE"のエンブレムを付けた最初の車がこの"356.001"です。356から911と続くポルシェの基本となった車ですね。
ちなみに、この最初の356だけがミッドシップエンジンなんです。リヤからの写真を見ると分かります。
次は初期の量産型”356/2”です(オレンジの車)。 リヤエンジンに変更され、シートも2+2になっています。ボディパネルはアルミで、ドアハンドルの形状も356.001と同じで特殊なタイプでした(992型911のフラットタイプと似ています)。
これまで紹介した356はドイツ製ではなく、オーストリアのグミュントで作られていました。
初めてドイツのシュトゥットガルトで作られたポルシェが"356プレA"です。
ボディは鉄製に変わり、ドアハンドルは991型911まで続いたグリップタイプです。
356の最後は”356A"です。外観では、フロントのウインドシールドが曲面ガラスになっているところが大きな違いです。911につながる基本の形はできています。
ポルシェ最初のモデルが見ることができ、気分が盛り上がります!
しかも、そのモデルが4気筒ミッドシップエンジン車で、718ケイマンと同じとは!ポルシェのDNAを強く感じます。
<911シリーズ>
1964年に量産が開始された初期911(901型)から展示されています。Museumの展示車なので当然かもしれませんが、新車同様の輝きです!乗ってみたい!!
次は、伝説の”911Carrera RS 2.7” 説明不要です。オーラがありますね!
引き続いて、911S 2.7(930型前期)です。程よいクラッシック感があります。
964型以降は、まとめて展示してありました。
最後は、2017年に発表された911(991型)の100万台記念車です。世界各地を回って、今はポルシェミュージアムに展示されています。
911は年代、型式を問わず魅力的です!
<スーパーな車>
展示車すべてを紹介できないので、おっ!と思った車を少し。
まずは、スーパーな車たちから"959"です。写真や映像でしか見たことがなかった車ですが、本物を見ると細部の作りこみがスゴイ!
エンジンは962Cの物をベースにしているんですね。新世代ポルシェの基本ではないでしょうか。
次のスーパーな車は"Carrera GT"です。外観もカッコイイですが、内装の豪華さにビックリしました! "GT"と名乗るだけに、ツーリング時の快適性も重要視していたのでしょう。
最後のスーパーな車は、2010年に発表された"918 Spyder"です。気が付けば10年前の車なんですが、今でもスーパーな感じを発散しています。
初のポルシェプラグインハイブリッド車で、ブレーキキャリパーの色が蛍光黄色になっていますね。
<渋い車>
外観は普通なのに、すごい車があったので紹介します。
最初は、フェリー ポルシェが乗っていた"914/8"です。914に3000cc300馬力の8気筒エンジンを搭載した車で、2台しか作られなかったとか。
次は928です。この車は、外装パネルが全てアルミになっていて、研究用に作られた車のようです。
最新911(992型)も外装パネルが総アルミになりましたが、この当時からの技術の蓄積によるものかもしれません。
<変り種>
映画の「カーズ」に出ていたポルシェもありました。この車と記念写真を撮っている家族が沢山いました!
996の後期型がベースです。
ポルシェミュージアムはポルシェらしく、レーシングマシンの展示が数多くあって、2019年は917の50周年記念展をやっていました。そちらの紹介は次の③で!